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新たな沼津ブランドへ「沼津あじ寿司」

 市物産振興協議会は、新たな沼津ブランド「沼津 あじ寿司」開発を目指し、公募によって集まった十作品の試食選考会を行った。
 この結果、四作品が入選し、二作品が佳作に選ばれた。入選した試作品について、さらに商品開発、改良を重ね、商品として完成させるため、「沼津 あじ寿司」ブランド化推進委員会が発足。手軽、手頃、TPOに合わせた力作、十作品について、開発後の発展にも期待しながら順次紹介する。

  • 「アジの良さを存分に生かし」
    ◆内浦漁港「あじ葉寿司」(入選)
    特色=特産品として存分に生かした作品。
    材料=すし飯、アジ、塩漬けわさび葉、だし汁(昆布)、酢、砂糖、塩、練りわさび
    作り方=しめアジをそぎ切りにする。塩漬けわさび葉は塩出しする。すし飯と刻んだわさび葉を混ぜ、一口大の俵型にし、しめアジに練りわさびをつけ、すし飯にのせ、わさび葉をまく。

  • 「鮮度に注目、風味にアレンジも」
    ◆内浦漁港「アジ寿司」(入選)
    特色=シンプルイズベスト。港町だからできる鮮度に注目し、酢でしめすぎず、素材そのものの食感と、脂ののり、酢飯との相性の良さを前面に出した作品。酢には季節に合った柑橘類を混ぜ、爽やかな風味を出すなどアレンジがきくのがポイント。
    材料=すし飯、アジ、酢、塩
    作り方=アジを氷で洗い身をしめる。うす塩をふり少しおいたあと洗う。布巾で水気を切り、酢とレモン(または季節に合った柑橘類)を混ぜたもので洗い、ザルに上げる。皮をはぎ、三枚におろす。アジにすじ目を入れ、寿司を握る。しょうが、ねぎなど薬味を添える。

  • 「シンプルの中に沼津の風味」
    ぬまづみなと商店会「ぬまづのアジじゃこ寿司」(佳作)
    特色=寿司飯の中にちりめんじゃこ入り。かくし味は沼津のアジのひものの味が凝縮されている「あじエキス(沼津水産試験場特許)」。見た目はシンプルだが沼津でしか出せない風味、小技がきいている作品。
    材料=すし飯、しめアジ、あじエキス、ふりかけジャコ、白板こんぶ
    作り方=すし飯にあじエキス、ふりかけジャコを混ぜ「あじジャコすし米」を作る。アジの押し寿司を作る。

  • 「米と新鮮な野菜を生かし」
    JAなんすん女性部「二色寿司」(入選)
    特色=JAらしく、米と新鮮な野菜を生かし、甘めに仕上げた「おぼろ寿司」と、しょうが、みょうが、大葉など香味を効かせた「しめあじ寿司」とを揃え、子どもの味と大人の味を融合させた作品。
    材料=アジ、卵黄、人参、乾ししいたけ、大葉、しょうが、ごま、みょうが、ゆかり、砂糖、酒、しょう油、塩
    作り方=「おぼろ寿司」「おぼろ」アジを茹で、ザルにあげたら水洗いし、布きんに包み、揉みながら絞り、卵黄を入れて乾煎りし、調味料で味付ける。人参、しいたけを味付けし煮たものをすし飯と混ぜ合わせ、「おぼろ」が上になるように型抜きし、木の芽など添える。「しめあじ寿司」アジをしめる。すし飯にしょうが、ごま、みょうが、ゆかりを入れ、混ぜたら一口大にして大葉、しめアジの順にのせる。

  • 「具だくさんながらあっさり」
    原町商工会女性部「あじの太巻き」
    特色=おみやげという観点からボリュームがあり、誰にでも食べられる食材を使用。具だくさんでありながら、あっさりした材料を使って口当たりよく仕上げた作品、三種類が揃う。
    材料=すし飯、しめアジ、厚焼き卵、きゅうり、カニかまぼこ、とろろ昆布、卵、塩、わさび、海苔、ガリ
    作り方=厚焼き卵は一センチ角の棒状にする。きゅうりは縦に六等分、カニかまぼこはそのまま。薄焼き卵は味付けしない。海苔の上にアジをのせすし飯をおき、練りわさびをぬり、きゅうり、厚焼き卵を中心に巻く。ラップを敷き、とろろ昆布を敷いた上にわさび、ガリ、きゅうり、厚焼き卵を入れて巻く。海苔の上に薄焼き卵、すし飯、アジの順にのせ、中心にカニかまぼこ、ガリ、きゅうりを入れて巻く。

  • 「彩り鮮やかに目でも楽しむ」
    ◆三津旅館組合「四季めぐりハーブあじ寿司」
    特色=旅の想い出となるよう彩り鮮やかな、目でも楽しめる作品。地元で取れるハーブを使い、オリジナルのハーブソルトの味付けにより料理の味を引き立てる。
    材料=白米、黒米、アジの干物、ごま、大葉、海苔、あじエキス、紅しょうが、きゅうり、しめアジ、においすみれ、パンジー、ナスタチュウム、イタリアンパセリ
    作り方=白米のすし飯に、アジの干物のほぐしたものと、大葉、炒りごまを混ぜ、海苔で巻く。白米と黒米を混ぜて炊き上げたすし飯に、紅しょうが、きゅうり、しめアジを薄くのばして海苔で巻く「エディブルフラワー寿司」と同様のすし飯に、アジとハーブの花を合わせ丸型に包み込む。

  • 「とろろ昆布で家庭向きに」
    ◆沼津商工会議所女性会「しめ鯵の北海巻ずし」
    特色=アジを昆布で巻いた押し寿司をヒントに、とろろ昆布を代用し、家庭向きに仕上げた作品。
    材料=すし飯、しめアジ、とろろ昆布、しょうが、酢、砂糖、塩、きゅうり
    作り方=すだれに、とろろ昆布、しめアジの順でのせ、すし飯をのせてしょうがを芯にして巻く。

  • 「二つの作品を組み合わせ」
    ◆沼津商工会議所女性会「洋風鯵の押しずしとあじ三昧」
    特色=おもちとチーズを海苔巻にしたら子どもに好評だったことがヒントになり、餅を寿司飯に置き換えた。大葉の香りでチーズが苦手な人にも楽しめる作品と、アジをふんだんに混ぜたチラシ寿司風と二作品の組み合わせ。
    材料=すし飯、しめアジ、さけるチーズ、海苔、大葉、しょうが、薄焼き卵
    作り方=「洋風鯵の押しずし」押しずし用の型の下にすし飯を敷き、海苔とさけるチーズをのせる。さらにすし飯を重ね、大葉、しょうが、しめアジをのせ、木型をはずす。「あじ三昧」しめアジ、大葉、しょうがを適当な大きさの千切りにして、すし飯に混ぜ、器に盛り、一口大のそぎ切りにしたしめアジをのせて木の芽を散らす。

  • 「遊び心あるネーミングで」
    ◆沼津民宿協会「三浦司寿港(さんうらしすこう)」(入選)
    特色=三浦(静浦、内浦、西浦)、寿司を「司寿(しす)」に変えサンフランシスコをイメージした遊び心あるネーミング。簡単に、短時間で、材料費は格安でアジを楽しめるというコンセプトを基に「磯千鳥」「山野にぎわい」「葵海」と名付け三つのアレンジをした作品。
    材料=すし飯、しめアジに加え、「磯千鳥」油揚げ、人参、しいたけ、葉しょうが、三つ葉、「山野にぎわい」みょうが、卵、人参、白ごま、山椒の葉、「葵海」わさびの葉、茎、かんぴょう、梅干、ガリ
    作り方=「磯千鳥」しめアジ、生の人参を千切りにし、薄味に煮たしいたけ、しょうがをすし飯に混ぜ、薄味に煮た油揚げに詰めて色よく湯がいた三つ葉で先をしばる。「山野にぎわい」材料とすし飯を混ぜ、一口大に握りアジを外側にして木の芽を添えてラップで巻く。「葵海」塩もみをし、湯通しした後、千切りにしたわさびの茎、ガリ、しめアジをすし飯に混ぜ、塩をふり、さっと湯通ししたわさびの葉でブーケ状に巻き、薄味に煮たかんぴょうで結ぶ。梅肉とごまを添える。

  • 「地のものにこだわる素材で」
    ◆沼津インターグルメ街道振興会「湯葉の鯵巻」(佳作)
    特色=厳選した富士山の伏流水と天然にがりを使用し、地元で製造。あくまで地のものにこだわった限定湯葉を使うのがポイント。付け合わせのマッシュルームも地のものを使用。湯葉の歯ごたえ、アジの食感、酢飯とのバランスを追求した作品。
    材料=すし飯、しめアジ、生湯葉、マッシュルーム
    作り方=すし飯の上に生湯葉、わさび、二時間ほどしめたアジをのせ笹で包む。付け合せのマッシュルームは、薄くスライスし、軽く湯通しして酢で漬け込む。
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