ぬまづ観光ボランティアガイド(小柴清会長)は、このほど「潮の音プロムナードガイドブック」を製作した。 同ガイドは潮の音プロムナードなど沼津の観光地を案内する目的で発足。ガイド養成講座を開講し、入会者がガイドとして活動出来る必要な知識と心構えを指導した。今年度も新入会員と昨年からの会員とで新たな学習課題に向かうことと復習の意味を含めてステップアップ講座を十二回開講した。
講座の講師は主に市文化財センターなど外部から招いているが、新旧会員を対象とした講座では年度ごとに内容を変えざるを得ないことから、一回学習した内容を記録する意味でガイドブックを作成した。 ガイドブックはステップアップ講座で学んだ内容を収録し全部で九冊。全会員が御用邸記念公園や千本浜公園など九つのパートに分けて分担し二カ月で製作した。
小柴会長は、「来年度以降加入してくる会員の指導に役立てたい」と話し、ガイドブックの作成が知識の共有化につながるとの考えを示している。
ガイドブックは、地域の文化や歴史などが分かる形になっており、現在既に活動しているガイドの学習にも役立つ。
ガイドには、定年退職後に入会し、これまで知らなかった知識を学習する中で、地域文化への理解を新たにし、ガイド活動だけでなく文化を守る奉仕活動に参加したいと語る会員もおり、ガイド養成をサポートするガイドブックの完成は、生涯学習や地域文化を守る活動にも貢献することが期待されている。
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